みなさん、こんにちは!
今回は、電脳戯画の『PORTRAIT GIRLS ―美術部のモデルになった少女たち―』をレビューします!

舞台は放課後の美術室。
絵を描けなくなった主人公が、もう一度筆を動かすために身近な女の子たちへ人物画のモデルを頼んでいくADVです。
電脳戯画といえば、一人称視点でぬるぬる動くアニメーション。
今回もそこは健在。
さらにデッサン中に自分で視点を上下へ動かせる「視点移動システム」が入っていて、ただアニメを見るだけではなく、自分で女の子を観察している感覚がかなり強くなっています。
ヒロインは全部で5人。
幼なじみ、クラスメート、美術部員、褐色の後輩、元部長とタイプもかなりバラバラ。
電脳戯画のアニメーションが好きだった人なら、今回もかなり入りやすい一本です!
| タイトル | PORTRAIT GIRLS ―美術部のモデルになった少女たち― |
|---|---|
| サークル | 電脳戯画 |
| FANZA | 作品ページはこちら |
女の子を「見る」こと自体がゲームになっている

本作の主人公は美術部員。
ところが、ある時から描きたいものを見失ってしまいます。
そこで人物画を描くため、身近な女の子たちにモデルをお願いすることに。
ここまでは割と普通の美術部もの。
ただ『PORTRAIT GIRLS』では、モデルをただ画面に表示するだけではありません。
プレイヤー自身が視点を動かして観察します。
上を見る。
中央を見る。
下を見る。
デッサン中に主人公がどこへ目を向けるかを、自分で決められるんですね。
一人称視点を得意としてきた電脳戯画と、このシステムはかなり相性がいい。
「女の子を目の前に座らせて描いている」というシチュエーションが、そのままゲームになっています。
デッサンの結果も行動によって変化

視点移動は単なるおまけではありません。
主人公の行動やヒロインの好感度によって、完成するデッサンにも変化があります。
なので、ただ正解の選択肢を一回選んで終わりという作りではないです。
どの子に会うか。
どう接するか。
デッサン中に何を見るか。
そういう小さな選択を積み重ねながら進めていきます。
ストーリー自体はヒロイン5人のオムニバス形式。
一人だけを長時間攻略する大作ADVというより、タイプの違う5人とのシチュエーションを順番に楽しんでいくゲームですね。
幼なじみの葛城莉子

まずは葛城莉子。
主人公の幼なじみです。
そっけない態度を取ることが多いのですが、なんだかんだいつも主人公の近くにいる。
分かりやすく素直になれないタイプですね。
幼なじみなので、最初から二人の間に距離がないのもポイント。
モデルをお願いするという少し特殊な状況になっても、完全な他人を誘うのとは違う。
普段から知っている相手を、改めて絵のモデルとしてじっくり見る。
このちょっとした気まずさが、美術部という設定によく合っています。
気さくなクラスメート・小林カレン

小林カレンは主人公のクラスメート。
こちらは莉子よりずっと気さく。
一方でかなり現実的で、少し打算的なところもある女の子です。
バイトが忙しく放課後は不在がちという設定もあって、他のヒロインとはまた違った距離感。
5人全員を似たような性格にせず、モデルを頼んだ時の反応がそれぞれ違うのはいいですね。
オムニバス形式なので、一人が刺さらなくても別のヒロインへ行ける。
ヒロイン数5人というのは、この作品では普通に強みです。
美術部仲間の御堂凛

御堂凛は、主人公以外で唯一の美術部員。
クールでマイペース。
本好きで、そもそも部室にもあまり来ないという自由人です。
美術部ものなので、個人的にはこの子が一番設定との馴染みがいい。
主人公と同じ部活動に所属しているので、他の4人とは違って「モデルをお願いする前から美術室との接点がある」んですよね。
美術室という少し静かな空間と、凛のクールな雰囲気もよく合っています。
褐色の後輩・御堂凪

そして凛の妹、御堂凪。
こちらは水泳部所属の褐色ヒロインです。
姉を心配して主人公の前へ現れるという形で物語に参加。
姉の凛とは見た目も雰囲気もかなり違います。
電脳戯画の作品は比較的スリムな女の子を描くことが多いですが、その中でも凪は健康的な印象が強め。
色白のヒロインが並ぶ中に一人だけ褐色キャラが入るので、見た目の変化もかなりあります。
元部長の守屋紬

最後は守屋紬。
元・美術部部長で、主人公たちの先輩にあたる女性です。
面倒見がよく、引退したあともたまに美術室へ顔を出してくれる。
他の4人より少し落ち着いたポジションですね。
幼なじみ。
クラスメート。
同じ部活。
後輩。
先輩。
と、5人の関係性をちゃんと散らしているので、同じ「人物モデル」というシチュエーションでも味が変わります。
今回もアニメーションはかなり滑らか

そして電脳戯画を見るなら、やっぱりアニメーション。
本作は校内探索部分を除いて、イベントシーンがフルアニメーションになっています。
このサークル、昔から「一枚絵をちょっと揺らす」タイプではなく、キャラクターそのものをしっかり動かすのが特徴。
今回も身体の細かな動きや表情の変化がかなり丁寧です。
特に一人称視点との相性がいい。
画面の向こうでアニメが流れているというより、主人公の目の前で女の子が動いているように見せることを重視した作りになっています。
レビューでもアニメーションの滑らかさを評価する声がかなり多く、ここは今回も安定しています。
電脳戯画らしいスリムな身体
絵柄にもかなり特徴があります。
最近の同人ゲームはとにかく爆乳!という作品も多いですが、電脳戯画はそこから少し外れています。
比較的スリム。
細身。
身体のラインもかなりすっきり。
この体型が好きな人にはかなり分かりやすいサークルです。
実際、今回の購入者からも大きな胸を前面に出した作品が多い中で、細身のスタイルがありがたいという感想が出ています。
ここは好み次第ですが、逆に言えば電脳戯画を選ぶ理由にもなっています。
ついにフリーモード追加!
今回かなり嬉しいのがフリーモード。
本編をクリアすると解放され、好きなシチュエーションの近くから遊べるようになります。
これまでの電脳戯画作品では、「あとでこの場面をもう一度見たい」と思った時のためにセーブを残しておく必要がありました。
今回はそれがかなり楽になっています。
この改善は購入者からもかなり好評。
ストーリーを一度楽しんだあと、気に入った場面だけ見返しやすくなった。
こういうゲームではかなり大事な機能ですね。
スマホブラウザでも遊べる
さらに本作はスマホブラウザ版にも対応。
PCではWindowsだけでなくMac版も用意されています。
こういうアニメーション主体の作品は、スマホで見られるメリットがけっこう大きいです。
ベッドで気軽に遊べるし、いちいちPCを起動する必要もない。
ただしスマホブラウザ版はβサービスで、ダウンロード版とのセーブデータ共有はできないので、そこだけ注意です。
総評:女の子を「観察する」楽しさに振った電脳戯画らしい一本
『PORTRAIT GIRLS ―美術部のモデルになった少女たち―』。
今回一番いいのは、やっぱり美術部と一人称視点をちゃんとゲームシステムに繋げたことだと思います。
モデルになってもらう。
目の前に座ってもらう。
自分で視線を動かして観察する。
そして描く。
かなりシンプルですが、電脳戯画の得意な一人称アニメーションとは相性がいいです。
さらにヒロイン5人のオムニバス形式なので、一人のキャラクターだけに偏らず、いろいろなタイプを楽しめる。
アニメーションも安定して滑らか。
今回はフリーモードまで追加され、見返しやすさも改善されています。
一方で、一人あたりのシーンをとにかく大量に欲しい人には少し物足りない可能性あり。
大量のCGより、綺麗に動く女の子を一人称視点でじっくり見たい。
そんな人に向いた作品です。
電脳戯画の過去作が好きだった人はもちろん、アニメーション系の同人ゲームを探している人もチェックしてみてください!

| タイトル | PORTRAIT GIRLS ―美術部のモデルになった少女たち― |
|---|---|
| サークル | 電脳戯画 |
| FANZA | 作品ページはこちら |


